問題1:半導体の歴史に関して、次の文章の空欄( )に入る正しい言葉の組み合わせを1~4の中から選びなさい。
1940年代に、電気信号の増幅やスイッチングができる半導体素子である( ア )が発明・実用化された。
1950年代には、半導体の表面に、( ア )、コンデンサ、抵抗などの素子とそれらを繋ぐ配線を作り込んだ電子回路である( イ )が開発された。
1970年代には、コンピュータの演算回路と制御回路を1つの半導体チップで実現した( ウ )が開発された。
初期の( ウ )であるインテル社の Intel 4004 には( エ )の( ア )が集積されている。
- ア:トランジスタ イ:集中回路 ウ:ミニプロセッサ エ:4004
- ア:真空管 イ:集積回路 ウ:ミニプロセッサ エ:数千万
- ア:トランジスタ イ:集積回路 ウ:マイクロプロセッサ エ:2300
- ア:真空管 イ:集中回路 ウ:マイクロプロセッサ エ:200
《正答》
3.
- ア:トランジスタ
- イ:集積回路
- ウ:マイクロプロセッサ
- エ:2300
問題2:半導体・集積回路に関する代表的な会社のタイプに関して、次の文章の空欄( )に入る正しい言葉の組み合わせを1~4の中から選びなさい。
- ( ア )
半導体の設計から製造,販売までを同じ会社(自社)ですべて行うタイプ - ( イ )
半導体の企画・設計・開発(設計のみ)を主に行い会社で工場を持たないタイプ - ( ウ )
前工程を専門とする会社のタイプ - ( エ )
後工程を専門とする会社のタイプ
IDM :Integrated Device Manufacturer (アイディーエム)
OSAT:Outsourced Semiconductor Assembly and Test(オーサット)
- ア:ファブレス イ:ファウンドリ ウ:OSAT エ:IDM
- ア:IDM イ:ファウンドリ ウ:OSAT エ:ファブレス
- ア:ファウンドリ イ:ファブレス ウ:OSAT エ:IDM
- ア:IDM イ:ファブレス ウ:ファウンドリ エ:OSAT
《正答》
4.
- ア:IDM
- イ:ファブレス
- ウ:ファウンドリ
- エ:OSAT
問題3:半導体の材料に使用されるケイ素(シリコン)に関して、以下の中で誤っているものを選びなさい。
- ケイ素の単結晶は各原子が他の1個のケイ素原子と互いに共有結合している。
- ケイ素の単結晶に不純物を注入することにより抵抗率を変えることができる。
- ケイ素14Siの原子は14個の陽子と14個の中性子を有し原子量は28である。
- ケイ素原子は14個の電子を有する。その配置は原子核に近い方から順に2個、8個、4個である。
《正答》
1.
- ケイ素の単結晶は各原子が他の1個のケイ素原子と互いに共有結合している。
問題4:以下の電気回路において、時刻 t=0 にスイッチをONにしたとき、電圧 Vc(t) が約3.16Vになるおおよその時刻はいつか、以下の中から正しいものを選びなさい。
- t = 5.00[秒]
- t = 1.00 x 10-3[秒]
- t = 2.72[秒]
- t = 1.00[秒]
《正答》
4.
- t = 1.00[秒]
問題5:次の文章の空欄( )に入る正しい言葉の組み合わせを1~4の中から選びなさい。
集積回路は、 ( ア )の上に複数の( イ )とそれらの( ウ )が( エ )作られた電子部品のことである。
- ア:半導体基板 イ:演算素子 ウ:電源 エ:一体的に
- ア:プリント基板 イ:演算素子 ウ:接続 エ:分離的に
- ア:半導体基板 イ:回路素子 ウ:接続 エ:一体的に
- ア:プリント基板 イ:回路素子 ウ:電源 エ:分離的に
《正答》
3.
問題6:次の文章の空欄( )に入る正しい言葉の組み合わせを1~4の中から選びなさい。
DRAMは通電時のみデータを保持できる( ア )である。
( イ )と呼ばれる動作を定期的に実施してデータを保持する。
( ウ )なため主に( エ )として使用される。
DRAM: Dynamic Random Access Memory
-
- ア:揮発性メモリ
- イ:リフレッシュ
- ウ:大容量
- エ:メインメモリ
-
- ア:一時的メモリ
- イ:ライトサイクル
- ウ:大容量
- エ:外部メモリ
-
- ア:揮発性メモリ
- イ:リードサイクル
- ウ:高速
- エ:外部メモリ
-
- ア:不揮発性メモリ
- イ:ライトサイクル
- ウ:安価
- エ:キャッシュメモリ
《正答》
1.
- ア:揮発性メモリ
- イ:リフレッシュ
- ウ:大容量
- エ:メインメモリ
問題7:半導体デバイスの歩留まりについて、以下の中から正しいものを選びなさい。
- 歩留まりの高さは性能の高さを意味するため、半導体産業では歩留まりを高めることが重要である。
- 歩留まりを高めるにはプロセス装置の精度やプロセスの条件など、様々な事項を点検する必要がある。
- 歩留まりとは、出荷した製品の全数量の中に占める、所定の性能を発揮する良品の比率を示す。
- 歩留まりとは、生産した製品の全数量の中に占める、所定の性能を発揮しない不良品の比率を示す。
《正答》
2.
- 歩留まりを高めるにはプロセス装置の精度やプロセスの条件など、様々な事項を点検する必要がある。
問題8:次の文章の空欄( )に入る正しい言葉の組み合わせを1~4の中から選びなさい。
下図のCMOSデジタルインバータ回路の動的消費電力は負荷容量CLが大きくなると( ア )なり、単位時間当たりの出力Doutの1, 0の反転回数が大きくなると( イ )なる。
- ア:小さく イ:大きく
- ア:小さく イ:小さく
- ア:大きく イ:大きく
- ア:大きく イ:小さく
《正答》
3.
- ア:大きく イ:大きく
問題9:次の文章の空欄( )に入る正しい言葉の組み合わせを1~4の中から選びなさい。
ディジタルLSIのファンクション試験では、デバイスへの入力データと出力の期待値である( ア )、入力波形の種類や出力比較タイミングを表す( イ )、電源電圧と入力信号および出力信号の比較用の電圧レベルを表す( ウ )、などを正しく与える必要がある。
- ア:真理値表 イ:クロック周波数 ウ:直流安定化電源
- ア:カルノー図 イ:基準周波数 ウ:定格電源電圧
- ア:パターンデータ イ:タイミングデータ ウ:レベルデータ
- ア:シミュレーションデータ イ:状態遷移表 ウ:スペックシート
《正答》
3.
- ア:パターンデータ イ:タイミングデータ ウ:レベルデータ